三好美覚の理科授業 生命が誕生して35億年を体感する
中学理科3年
「NHK 生命40億年はるかなる旅(水中から陸上へ)」を視聴した後、感想を書いた後の授業です。
地球上に最初の生命が誕生して約35億年といわれます。
その間に、約1億年かけて水中から陸上へと住む場所を広げてきました。
いったい、この35億年とはどのくらいの長さなのでしょうか?私たちには実際には
体感することはできません。しかし、これほど長いという感覚を大切にしたいと思います。
そこで、古いMS-DOSのマシンPC-9801DUを使って、コンピュータが35億をカウントすると
どのくらいかかるか試してみました。なお、使用したソフトは10年ほど前にニフティーサーブ
のフォーラムからダウンロードした数をカウントだけするソフトです。
まず、100まで数えるのに何秒かかるか確認しました。
1秒でした。
次に、1000まで数えるのに何秒かかるか確認しました。
11秒でした。
そこで、35億(3500000000)数えるのに何秒かかるか予想させました。
生徒たちの予想では、1時間、5時間といったものもありました。
必死に計算している生徒は1年以上かかるから、卒業してもまだ終わっていないという結果を
出しました。
今も、理科室の廊下ではコンピュータが数をカウントし続けています。
ほとんどの生徒が、理科の授業毎にどこまでカウントしているか確認しています。
眠っている古いコンピュータもこういった使い方をすれば、今でもしっかり使えますね。